GELATERIA一休 徒然草

日々の見たこと、感じたことをそのままテキトーに書いています。ビール、海、夕陽、自由が何より好き。もちろんジェラートも!

歯に衣着せぬ

皆さんこんばんは。

雨がよく降りますね。行き当たりバッタリの私、車の中に傘3本もあるのに、肝心の店に置き傘してなくて、駐車場まで水もしたたるいい男に、またなってしまいました。

やはりいい男は雨に濡れる宿命のようです。

さて先般、一休に私の家の近所のおばちゃん(昔から⚪︎⚪︎おばちゃんと呼んでるので)が来店してくれました。

このおばちゃん、昔から歯に衣着せぬというか、ハッキリものを言います。ちゃきちゃきの商売人なのです。

だから私の性格と近く、気は合いますが、まれに『そんな身も蓋もないことを』と思うこともしばしばあります。

そのおばちゃんが、ご主人を引き連れ(かかあ天下の夫婦です)病院帰りに一休に寄ってくれました。

おばちゃんの持病である糖尿病を心配して『二人で一つのジェラートで』とオーダーしようとする優しい旦那を制し、『私はこれとこれ、あんたの分はこれとこれ、両方カップで』と自分が食べたい4種をてきぱきオーダーしました。

相変わらずふるったおばちゃんだなぁ、とジェラートを美味しそうに食べてる横顔を見たとき、急に火の粉が降りかかってきました。

『ジェラートはおいしいよ、でも何で、高給取りだったあんたが、こんな儲からん商売始めたん?』






『それは、•••     す、好きだからかなぁ。』




『あんたも変わっとるわ、ハハハハハ』


おばちゃんのキツイ一撃に思わず面くらって、す、好きだからとつまらん答えを返した自分はまだまだ未熟もんだと実感しました。

『好きだから』と答えるくらいなら、

『この儲からないジェラートを一杯広めて、沢山のお客さんに支持されてから多店舗展開に広げて、児島での花火大会復活させるから。自分が子供の時ワクワクしたように、子供達にワクワク感を届けるから、おばちゃん寄付だと思って、一万円置いていってね。』

こう切り返すべきだったなぁ、と後悔してます。

だけどね、おばちゃん。誤解してるよ。高給取りだったのは投資銀行時代で、地元に帰ってから勤めた岡山本社の外食チェーンはしぶちんだったから大したことないよ。
あの会社はねー、役員が皆イエスマンで上に尋常な位ヘコヘコする割にプライドだけはア、サ、ダ、チ、ジェラート並みのビンビンさでビックリしたよ。肝の小さいくせに、下に偉そうな人間はゴミ以下だよね。
しかもおばちゃんさー、社長が年増な不倫相手を役員にしててね、そのおばは(さ)ん、経営者の器じゃないのにあれこれうるさいのよ。
知ってる?忘年会の時なんかカラオケの歌の順番まで事前に指定してきたから、幹事してたから呼ばなきゃ良かったとほんと後悔したよ。
なんで不倫してると断定できるかだって?
それはね、おばちゃん、出張の時は二人いつもペアだし、東京のホテルで腕組んでるのをたまたま見た人もいるからね。さっさと辞めて正解、腐った会社だよ。

なぁーんて、おばちゃんに言いそびれた歯に衣着せぬセリフを考える秋の夜長で〜す。

それでは、おやすみなさい。