オーマイガァ!
皆さんこんばんは。
随分と日が短くなったなぁと感じる今日この頃です。17時になったら早く家に帰らなきゃって気分になる位夕暮れが早いですね。
昨日のブログでラスベガスのことを少しだけ書きましたが、ラスベガスのことを考えると色々思い浮かんだので、少し思い出話を。
今から10年以上前、私は某地域で証券営業に勤しんでいた頃、会社経営のお客さんで岡山県出身の方と懇意と言いましょうか、大きく取引いただいておりました。
その方、年は当時70ちょい、一代で会社を大きくした方で、良く言えばお金持ちの実業家、悪く言えば成金という感じで、コワモテの顔はまるで893なんですが、口癖が『わしは美しいもんが好きだ』と自宅には所狭しとマイセンの相当大きな置物が並んでいました。
会長という身分の為、毎日会社に行かず仕事は部下に任せ、自宅かマッサージ屋か健康のための山歩きと言う名の狩猟に愛犬と出掛ける日々を過ごしていたんですが、『わしの趣味は女とギャンブル(バカラ)だ』という大変興味深い人でした。
しょっちゅうソウルだマカオだラスベガスだ、ホテルから招待されて出掛けていました。
ハイローラーはホテルから招待されるんですね。話を聞いて初めて知りましたが、飛行機代もホテル代も無料だそうです。
『最高幾ら使ったことがあるんですか?』
『一晩で一億円溶かしたことが一回ある』
『•••』
ここで•••でなく、じゃあ溶かした一億を株で取り返しましょうと言えなかった自分は、営業マンとして三流なんですが、一晩で一億使うならホテルもファーストクラスの飛行機代とスイートルーム用意してもお安い御用だわな、と納得しちゃいました。
『でも2、3000万くらいの勝ちは何度もある』
『勝負師ですね』
と本当の話かどうかわかりませんが、そんな豪快なお客さんと取引があったなぁということを思い出しました。
間違いなく今まで出会った方で、とても興味深い人10人の内のお一人です。
ラスベガスつながりで、私の大好きな作家浅田次郎氏もギャンブルがお好きな方で、小説『オーマイガァ』の舞台はラスベガスです。とっても面白いので、皆さん一度読んでみてくださいね。
それにしても、一億円って400円のジェラート何個買えるんだろ?
気が遠くなってきましたので、そろそろ寝ます。
おやすみなさーい。